EclipseDataMiner

VARIAN社製治療計画装置Eclipse上で利用できるデータマイニング用のスタンドアロン型スクリプトです。

導入方法

本スクリプトはスタンドアロン型となるため、事前にビルドして実行ファイルを生成する必要があります。
ビルドで生成された「EclipseDataMiner.exe」をEclipse端末上で実行します。

動作検証：Eclipse version 15.6

操作方法

• 各種フィルタ及び出力データオプションを設定し、「Run」ボタンを押します。
• 処理状況は進捗バーとログウィンドウに表示されます。
• 途中で中断したい場合は「Cancel」ボタンを押してください。
• 処理が中断しても、途中までのデータは出力されます。

出力データフォーマット

データはテキスト形式で保存されます。

• １つのプランデータが1行で出力されます。
• データはタブ区切りです。
• 小項目は「,」や「；」で区切りです。

各種設定

データ出力先設定

• Set Folder: データ出力先フォルダおよびファイル名を変更できます。
• Open Folder: 出力先フォルダを開きます。
  • 初期フォルダは実行ファイルが存在するフォルダとなります。

フィルタオプション

• 検索方法は部分一致です。
  • １つの項目に複数キーワードを定義したい場合は「,」カンマで区切ってください。
    • 例) 1-1,1-22500,2501
  • 項目内はOR検索
  • 項目間はAND検索
• Patient ID: 患者ID
• Course ID: コースID
• Plan ID: プランID
• Approval status：承認状態
  • Unapproved: 未承認
  • Plan approved: 計画承認
  • TRT approved: 治療承認
• Target Volume ID
• Total Dose
• Dose per fraction
• Number of fraction

出力データオプション

プラン情報

• Planning Approver: 計画承認者情報の出力
• Planning Approval Date: 計画承認日付の出力
• MU: 各フィールドのMU値
• Machine/Energy/Tech./PlanType: 各フィールドの装置名/エネルギー/照射方法/MLC動作タイプ
• Calculation Model: 線量アルゴリズム名とバージョン
• Calculation Log: 各フィールドの線量計算ログ
• Normalization Mode: 線量正規化方法
• Clinical Protocol: クリニカルプロトコルパラメータ
• Optimization Objectives:　最適化パラメータ
• DVHdata(Only the structures in the DQP list): DQPリストにあるstructureのDVHデータを個別保存

Analysis（解析）

• Plan Complexity: プランの複雑性評価指標
  • Modulation Complexity Score
  • Edge Metric
  • Leaf Travel Length
  • Arc Length

Dose Quality Parameter

• 設定した輪郭名「Structure name」に完全一致する以下のDQPを出力します。

• Dxx%[Gy]

• Vyy%[cc]

• DC(Dose Complement)

• CV(Complement Volume)

  • 例)D95%[Gy]
    • DQP type: D
    • Value: 95
    • Input Unit: Relative[%]
    • output Unit: Absolute[Gy or cc]

• 設定したパラメータは「Save parameters」ボタンで保存できます。

• 保存したパラメータは「Load parameters」ボタンで読み込むことができます。

• 設定したDQP以外に下記項目も出力されます。

  • Volume
  • Maximum dose
  • Minimum dose
  • Mean dose

UI画面